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【経験者直伝】簿記2級は独学で合格できる!勉強方法と挫折しない学習スケジュールを徹底解説

「簿記2級は独学で合格できる?」
「簿記2級の勉強スケジュールを知りたい」
「簿記2級の効率的な勉強方法を知りたい」

そんなお悩みにお答えしていきます。

簿記2級は合格率の低い、人気の難関資格のひとつです。

なかには、簿記2級を取りたいけどスクールは高額で通えず、なかなか学習を始められない方も多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では

  • 簿記2級の概要
  • 簿記2級の独学での勉強方法
  • 簿記2級の独学で合格するためのコツ
  • 簿記2級の学習スケジュールの立て方
  • 簿記2級の独学での注意点

と、簿記2級の独学での学習について解説します。

ぜひこの記事を参考に、簿記2級を独学で合格を目指してください。

簿記2級の概要をサクッと解説!独学で合格できる?

簿記2級は、独学でも合格可能です。しかし、誰でも合格できるカンタンな資格ではありません。

試験内容は暗記だけでなく、実際に問題を解いていく技術が必要になるためです。2級から新たに追加される工業簿記がイメージしにくく苦手な方が多いのも、合格率が低い原因の一つとなっています。

合格率も15〜25%と低く、学習時間も400〜500時間必要と言われています。

簿記2級の難しさについては、関連記事「【注目度アップ】簿記2級は価値ある資格に!難易度・合格点・合格率を解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!

【注目度UP】簿記2級は難しくなって価値ある資格に!難易度・合格点・合格率を徹底解説

簿記2級の独学での勉強方法4ステップ

簿記2級を独学で合格するためには、どのように勉強すれば良いのでしょうか?

こちらでは、簿記2級の独学での勉強方法について、以下4ステップで解説します。

  1. 基礎知識のインプット
  2. 問題集でアウトプット
  3. 過去問を何度も解き直す
  4. 予想問題集を解きまくる

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.基礎知識のインプット

まずは、テキストで基礎知識を身につけましょう。

テキストを最低3回は読み、それぞれ以下のことを意識してみてください。

  • 1周目:全体の把握
  • 2周目:財務諸表や精算表などの重要部分を理解する
  • 3周目:理解できていない部分を重点的に読み込む

インプット後には、基礎問題を解きアウトプットが重要です。

しっかり基礎問題を解き、自身の理解度を確認しながら進めてみてください

2.問題集を繰り返す

テキストでのインプットが完了したら問題集を何度も繰り返しましょう。

簿記は暗記ではなく、技術が必要です。実際に問題を解いていかないと技術が身につきません。

特に、問題集を繰り返す際には、不正解への対処法が重要です。

不正解の問題に対し答えを見て終わってしまったら、次も間違える可能性が高まります。問題を間違えた際には、答えを見てからもう一度解き直してみましょう

意外にも、答えを見た直後でも間違えます。再度、解き直すことで深く理解できます。

問題集を最低3周は繰り返し、不正解問題への適切な対処をしてみてください。

3.過去問を何度も解き直す

問題集を繰り返したら、過去問に挑戦していきましょう。

受験前には、試験問題に慣れていく必要があります。

実際の試験は90分と試験時間が決まっており、始めのうちはなかなか時間内に終わりません。

そのため、試験時間に正確に素早く問題を解いていく対策が必須となります。

時間内に試験問題を終わらせるため、各問題の時間配分や問題を解く順番を決めておき試験に備えましょう

過去5年分の試験問題を解き、時間内に8割以上点数を取れていれば対策は十分です。

試験日まで、問題集や過去問を何度も解き直しましょう。

4.予想問題集を解きまくる

予想問題集を解くことで、より確実に合格を目指せます。

実際の試験で似た問題が出る可能性があり、難しくできているため理解度がさらに深まります

そのため、どんな問題にも対処できる状態になってから挑戦してください。

予想問題集を解かずに過去問を繰り返すだけでも合格は可能です。

時間に余裕があり、満点を目指す方や堅実に合格したい方は、ぜひ活用してみてください。

簿記2級を独学で合格するための4つのポイント

簿記2級に独学で合格するためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?

こちらでは、簿記2級を独学で合格するためのポイントを、以下4つの項目で解説していきます。

  1. 簿記3級の知識を身につける
  2. スキマ時間を活用する
  3. 使い慣れた電卓を使う
  4. スケジュールを立てる

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.簿記3級の知識を身につける

簿記3級の知識を身につけてから学習に入りましょう。

簿記2級の商業簿記は、3級にはない本試験会計、連結会計など新たな大枠が追加。増えた内容は3級の知識がないと理解しにくく難しく感じます。

簿記2級の商業簿記の範囲はとても広いので、3級を勉強してからの方が、学習に入りやすく勉強効率も上がります

3級も取得していない方は、1度3級を勉強してから2級の勉強に移りましょう。おすすめは2・3級同時受験です。

簿記は2・3級を同時受験できるので短期間に集中して勉強して合格を目指してみてください。

同時受験については関連記事「【必勝法】簿記3級と2級の同時受験・併願を成功させる3つのコツ【勉強に300時間確保しよう】」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!

【必勝法】簿記3級と2級の同時受験・併願を成功させる3つのコツ【勉強に300時間確保しよう】

2.スキマ時間を活用する

スキマ時間の活用が、時間のない社会人の簿記合格の要です。

通勤や昼休みのスキマ時間を活用すると社会人でも多くの時間を作り出せます。

毎日、通勤に往復1時間かかる会社員の場合、1ヶ月で20時間6ヶ月では120時間作れます

スキマ時間にテキストを読んだり、問題集を解いたりするのは難しい場合、アプリでの学習がおすすめ。

スマホのアプリで仕訳の練習などを簡単に行えます。

簿記のアプリについては関連記事「【厳選】簿記の勉強でおすすめのアプリ5選!スキマ時間を有効活用しよう」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!

【厳選】簿記の勉強でおすすめのアプリ5選!スキマ時間を有効活用しよう

3.使い慣れた電卓を使う

簿記では問題を解くスピードが非常に大切なため、使い慣れた電卓で試験に臨みましょう。

簿記2級は試験時間が90分と試験内容に対して短いです。

そのため、問題を素早く解く必要があります。問題を解くスピードを上げるためには電卓操作が、特に重要です。

試験勉強から使い慣れた電卓で、操作をマスターしましょう。

電卓操作については関連記事「【これでマスター】簿記の電卓の使い方を徹底解説!左手打ちがおすすめな理由・練習方法を紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!

【これでマスター】簿記の電卓の使い方を徹底解説!左手打ちがおすすめな理由・練習方法を紹介

4.スケジュールを立てる

簿記2級を学習する際には、スケジュールを立てましょう。

学習時間が長くなるためスケジュールを立てないと、以下のような問題が発生します。

  • モチベーションの低下
  • 試験勉強が間に合わない
  • 勉強の期間が空いてしまい忘れてしまう

無理のないスケージュールをたて、日々小さな目標を達成していくことが重要です。

スケジュール管理や自分で勉強の計画を立てるのが苦手な方はスクールの利用も検討してみてください。

挫折しないスクールについては、関連記事「【サポート充実】大栄・アビバのネバギバ簿記通信講座の口コミ・評判とは!」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!

【サポート充実】大栄・アビバのネバギバ簿記通信講座の口コミ・評判とは!

簿記2級で挫折しない学習スケジュールの立て方

学習が長期化する簿記2級では、どのようにスケジュールを立てれば良いのでしょうか?

こちらでは、簿記2級の学習スケジュールの立て方について、以下3つの項目で解説していきます。

  1. 1日の勉強時間を決める
  2. 試験日から逆算して勉強を開始する
  3. 1ヶ月前にはテキストと問題集を終える

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.1日の勉強時間を決める

簿記は毎日勉強するのが大切です。毎日無理のない学習時間を確保し継続しましょう。

といっても、毎日残業がある忙しい社会人には難しいのではないでしょうか?そんな方には、出勤前の朝学習がおすすめです。

朝に学習するメリットとして、以下3つがあります。

  • 残業や飲み会に勉強を邪魔されない
  • 脳が疲れていないため、効率よく勉強できる
  • 継続しやすい

実際に、僕も社会人で簿記を取得した際には、毎朝1時間早く起きて学習を進められたので、おすすめの方法です。

朝の勉強1時間とスキマ時間1時間を有効活用できれば毎日2時間、半年で約360時間勉強できます社会人でも十分に合格できる学習時間を確保できるでしょう。

2.試験日から逆算して勉強を開始する

1日の学習時間が決まったら、試験日から逆算して勉強を開始しましょう。

試験日(ゴール)を決めなければ勉強を先延ばしにしてしまう可能性があり、効率が悪いです。

そのため、年3回行われる統一試験の受験がおすすめ。ゴールがあらかじめ2月6月11月のいずれかに設定されているため、学習スケジュールを立てやすいです。

試験日の1ヶ月前には、学習を終わらせるようにスケジュールを計画し、進行の遅れがあった場合でも対応できるようにしておきましょう。

3.1ヶ月前にはテキストと問題集を終える

試験1ヶ月前にはテキストと問題集を終え、試験対策をしていきましょう。

簿記2級はテキストと問題集を終えただけでは、合格が難しいです。そのため、過去問や予想問題を解くことが重要になってきます。

試験1ヶ月前にテキストと問題集を終わらせ、過去問を解く時間を大量に確保してみてください。過去問は、何度も解くことで合格率を高められます

試験までには、過去問への対応をカンペキにしておきましょう。

そのほか簿記2級の勉強法については、資格Hacksの「簿記2級は独学可能?合格するための勉強法や取得にかかる時間を解説」にも詳しく解説されています。ぜひ参考にしてみてください。

簿記2級を独学で勉強するときの注意点

こちらでは、簿記2級の独学での注意点について、以下4つの項目で解説していきます。

  1. 挫折に注意する
  2. 参考書の発行元は1つに絞る
  3. 工業簿記と商業簿記をどちらも勉強する
  4. ネット試験受験時は、対策が必要

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.挫折に注意

簿記2級は難易度や学習時間の長さから挫折しやすいです。

独学では学習につまずいた際に相談できる相手がいないため、自力で理解しなければなりません。そのため、理解できず挫折する方も多いです。

また、学習が長期にわたるため計画通りに進まずにモチベーションを保てない方も少なくありません

人は予想外のことが発生するとやる気が低下し挫折しやすいです。学習前には、

  • スケジュール通り行かないかも
  • 自力で理解できないかも
  • 学習時間が足りないかも

など、事前に起こりうる失敗を予想しておき対策を考えておきましょう。

2.参考書は複数使用しない

参考書の複数使用はやめましょう。

発行元によって、解き方のクセが違う場合があり、複数の知識が混同してしまう可能性があります。

また、テキストと問題集の発行元は1つに統一しましょう。

テキストでインプット後、問題集でのアウトプットがスムーズに行えます。違う発行元では、言い回しが違う場合があり、理解しにくい可能性も。

1種類のテキストと問題集を徹底的に学習してみてください。

テキスト選びについては関連記事「【2021年】簿記2級テキストのおすすめシリーズ4選を紹介!効果的な勉強方法も解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!

【2022年】簿記2級テキストのおすすめシリーズ4選を紹介!効果的な勉強方法も解説

3.工業簿記と商業簿記をどちらも勉強する

簿記2級では工業簿記と商業簿記のどちらも勉強する必要があります。

それぞれの配点は、工業簿記が40点・商業簿記が60点です。合格点が70点のためどちらも勉強しなければなりません。

工業簿記が苦手な方が多いですが、商業簿記に比べ試験範囲が狭いので確実に点数を取りたい科目です。

勉強のコツとしては、商業簿記と工業簿記の勉強は同じスピードで進めましょう。

勉強期間を分けてしまうと、先に勉強した科目を忘れてしまいます。そのため、同じスピードで学習していき日々、インプットとアウトプットを繰り返してみてください。

4.ネット試験受験時には対策が必要

ネット試験を受験する際には、別途対策が必要。

なぜなら、統一試験と出題形式が違うためです。そのため、公式サイトの体験版で練習したり、ネット模擬試験対応書籍を購入したりする必要があります。

また、回答方法がパソコンのため、慣れておきましょう。

ネット試験については関連記事「【受験者必見】簿記検定のネット試験と統一試験の違いとは!申し込み方法・練習のやり方を紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!

【受験者必見】簿記検定のネット試験と統一試験の違いとは!申し込み方法・練習のやり方を紹介

ぜひ、この記事を参考に簿記2級を独学で勉強し合格を目指してみてください!