「ノートの使い方がわからない」
「簿記を勉強するうえでノートは必要なのか」
「効率よく勉強したい」
そんなお悩みにお答えします。
簿記を勉強しようと決めたは良いものの、まとまった時間が取れず困っている方も多いのではないでしょうか。
合格に向けて勉強するからには、なるべく効率の良い方法で勉強したいですよね。
そのためには、正しいノートの使い方を知ることが大事です。
そこでこの記事では、
- そもそも簿記の勉強にノートは必要なのか
- 目的別ノート5選
- おすすめのノートサイズ
- ノートの種類3選
と簿記の勉強に役立つノートについて、すべて解説していきます。
どのように簿記を勉強していくかのイメージがつくので、今すぐ実践できるものになっていますよ。
ぜひ、この記事を参考に自分に合ったノートの使い方を学び、合格に向けて勉強していきましょう!
Contents
そもそも簿記の勉強にノートは必要?いらない?概要を30秒でサクッと解説
簿記を仕事・学業・家事育児などの合間で勉強している方がほとんど。そのため「どうやったら短い時間で簿記を身につけられるだろうか」というのが共通の課題でしょう。
結論からいうと、重要なのはノートの使い方にあります。用途を誤ると無駄に時間をかけることになるので、これから解説することをよく確認しましょう。
特に、テキストをただ書き写すだけようなノートは不要。なぜなら、テキストがあれば十分だからです。テキストと同じことを脳死でノートに書くだけでは自分の身にならないので、時間の浪費につながります。
勉強の効率化につながるのは、暗記・同じミスを回避・試験前確認用など明確な目的を持ったノートを作ることです。繰り返し確認できるので、自分の苦手分野を潰せるなどの効果が見込めるでしょう。
なお、ノートを作るときにポイントになるのは、初めからきれいにまとめようとしないことです。
脳はインプットとアウトプットが一度にできないような仕組みになっています。テキストを読み込んだり基礎問題を解いたりして、ある程度知識がついてからノートを作った方が理解が深まるでしょう。
適切なタイミングで、目的に合ったノートを作ってみてください。
簿記の勉強におすすめの目的別ノート5選
それでは、簿記の勉強を効率化させるノートにはどんなものがあるのでしょうか。
ここでは、5つの目的別ノートの作り方を解説します。
- ミスノート
- テキストに直接書き込み
- 暗記用の仕訳帳
- 試験前確認用のピックアップノート
- 要点ノート
必ず全てのノート作らなければいけないわけではありません。こちらの解説を読んで必要と感じたものから作ってみるのがおすすめです。
それぞれ1つずつ見ていきましょう。
1.ミスノート
「ミスノート」とは、過去問などの問題集を解いた際に、間違えた内容を書き留めておくノートのことです。これを作って何度も見返す癖をつけておくことで、本試験での同じ失敗を撲滅できるでしょう。
ミスノートは以下のような使い方がおすすめです。
- ミスをしたら問題文と解答をノートに写す(問題用紙の該当箇所を切り抜いて貼り付けなどでもOK)
- 3日後・5日後など自分でルールを決めて見返す
- 正解したら問題文の横に「正」の字を増やしていき、間違えやすい問題がひと目でわかるようにする
このノートが1つあるだけで、どの論点を重点的に勉強すればいいかわかるなど勉強効率がグッと上がります。どんな人もミスノートだけは作っておくと良いでしょう。
2.テキストに直接書き込み
テキストを有効活用することも1つの戦略です。参考書の内容を補足するようなちょっとしたコメントを書いておくと、後で見返したときにも理解が深まります。
ふせんや見出しラベルを活用し、よく見る箇所をマーキングしておくのも時短には重要なポイント。
過去問の解説だけでは理解できないところはテキストの出番なので、辞書代わりにも使えるように自分なりにカスタマイズしましょう。
3.暗記用の仕訳帳
簿記を勉強するうえで、仕訳は必ずマスターしておきたいところです。というのも、仕訳がすべての問題の根幹だからです。
実際、初学者が一番苦戦するのも仕訳だったりします。しっかり頭に入れるためにノートを作ってみてください。
実際に手で書く他に、仕訳帳をコピーしてノートに貼るやり方もあります。きれいなノートが作れるので、よく間違う問題や重要な問題をコピーしてまとめるのもおすすめですよ。
4.試験前確認用のピックアップノート
「ピックアップノート」とは、試験直前に確認しておきたいことをまとめたノートのことです。
試験直前はやれることが限られるので、テキストや過去問全てに目を通すことはできません。実際に精算表問題を解くなどの重い復習は前日の夜までに済ませておいて、試験当日に使えるように要点をまとめておきましょう。
試験当日は、どれだけ準備をしていても不安になります。これさえ押さえておけば大丈夫というノートがあるだけで心強くなります。
短時間で復習ができるだけでなく、心の余裕にも繋がるので、万全の体制で試験に挑むことができますよ。
5.要点ノート
「要点ノート」とは、各項目を自分なりにまとめたノートのことで、オリジナル参考書のように使えます。
テキストを写すのではなく、自分なりに噛み砕いて要点を書き出しましょう。書き出していくうちに疑問が湧くので、その箇所のテキストをもう一度読み込むことでより深い理解に繋がりますよ。
しかし、まとめノートを作らなくても理解できるという方は、無理して作らなくても良いでしょう。テキストだけだと不安な人や、しっかり整理して勉強したいという人におすすめです。
ノートを作る上で適切なタイミングがありますが、参考書をまとめる時は特にタイミングが大切になります。
知識がない状態でまとめようとすると、上手く整理できず中途半端になってしまうでしょう。そうならないためにもある程度理解してから、ピンポイントで自分が押さえておきたいことをまとめていきましょう。
簿記の勉強におすすめのノートサイズはA5!理由を解説
簿記の勉強におすすめのノートのサイズはA5です。A5サイズをおすすめする理由は、3つあります。
- 余白が少ない:ノートを無駄なく使えてコンパクトにまとめられる。
- 見開くとA4になる:計算スペースの使い方が分かり、本試験の感覚を養える。
- 持ち運びやすい:通勤・通学などスキマ時間に勉強できる。
このようなメリットがあるので、ノートのサイズを迷っている人はA5サイズを利用してみてください。
とはいえ、ノート選びで重要なのは自分にとって使いやすいかということです。
A5サイズが使いにくいと感じる人は、B5など馴染みのあるノートサイズを使うのも良いでしょう。
簿記の勉強におすすめのノートの種類3選
ノートの種類はたくさんあるので、どれを使えば良いのか気になりますよね。
全てに良い点があるので、自分の好みに合ったノートを使うのが良いでしょう。
- 罫線入り・方眼ノート
- 白紙ノート
- ルーズリーフ
1つずつ解説していきます。
1.罫線入り・方眼ノート
罫線入り・方眼ノートは、仕訳やTフォームを書きやすくなるので、フリーハンドで上手く書けないという人におすすめです。
方眼ノートは1文字のスペースが小さく、普通の文字もたくさん書けるようになるのもメリットの1つ。
しかし、日商簿記2級レベルになると「シュラッター図」と呼ばれるグラフを書く場面があるので、他の線があると見にくいと感じるかもしれません。
罫線やマス目を使って、メモや図をきれいに書きたいという人に向いているでしょう。
2.白紙ノート
ストレスフリーで自由にかけるというのが最大のメリットです。特に、計算練習をする時のメモとして使うのに合っているでしょう。
計算練習以外にも、好きなようにカスタマイズしてまとめられるので、自分が見やすいノートを作ることができます。
一方で、決められた線がないと、どう書いていいか分からない人には向いていないと言えます。
簿記の本試験で支給される計算用紙には罫線が引いてないので、白紙ノートを使って罫線がないことに慣れておくのもいいかもしれません。
3.ルーズリーフ
問題を解きながらノートをまとめる場合や、ミスノートなどでコメントを追記したい場合は、ページの追加や削除がしやすいルーズリーフが使いやすいでしょう。
後で見やすいようにページを移動させることもできるので便利です。
また、バインダーで1つにまとめることができるので、会場に持っていきたいものだけを集めたノートを作ることができますよ。
とはいえ、バラバラになったり、無くしてしまったりする事もあるので注意が必要です。
ぜひこの記事を参考に、自分のスタイルに合ったノートの使い方を見つけてみてください。