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【合格者直伝】FP3級の実技の対策方法3選!落ちる人の特徴と試験直前の確認ポイントも伝授

「FP3級の実技試験はどう対策すればいい?」
「FP3級の実技試験だけ落ちる人の特徴は?」
「FP3級の実技試験に1回で合格したい」

これらのお悩みにお答えしていきます。

FP技能士3級に合格するためには、学科試験と実技試験に合格する必要があります。

ともに難易度は高くありませんが、学科試験と比較して実技試験はどのように対策すればいいのか悩んでいる方も多いでしょう。

そこで、この記事では、

  • FP3級の実技試験の内容
  • FP3級の実技試験に合格するための対策
  • FP3級の実技試験に落ちる人の特徴
  • FP3級の直前確認ポイントのまとめ

とFP3級の実技試験について徹底的に解説していきます。

ぜひこの記事を参考に、FP3級の実技試験の内容を知り、効率の良い勉強方法を見つけ試験に合格してくださいね

FP3級の実技試験のポイントをサクッと解説!

まずはFP3級の実技試験のポイントを確認しておきましょう。

  1. FP3級の実技試験は3種類ある
  2. 選択科目によって試験スケジュールが異なる
  3. 日本FP協会ときんざいでは問題のタイプが異なる
  4. 合格率は日本FP協会の方が高い
  5. おすすめの実技試験はきんざいの「個人資産相談業務」

順に解説します。

1.FP3級の実技試験は3種類ある

国家資格であるFP資格試験は、日本FP協会ときんざい(金融財政事情研究会)の2つの団体が実施しています。

FP3級の実技試験は2団体合わせて以下の3種類があり、その中から1つを選択して申し込みをします。

  1. 日本FP協会:資産設計提携業務
  2. きんざい:保険顧客資産相談業務
  3. きんざい:個人資産相談業務

上記のように3級の場合は、日本FP協会の実技試験が1つ、きんざいは2つあります。

テキストの購入や通信講座の申し込みは、希望する実技試験に対応しているかチェックが必要です。

「FP3級を受験する」と決めたら、まずは自分に合った実技試験はどれか、選ぶことから始めましょう。

2.試験スケジュールは年3回

FP3級の資格試験は年に3回受験するチャンスがあり、実技試験も毎回実施されています。

<FP3級実技試験の試験スケジュール>

日本FP協会 きんざい
資産設計提案業務 保険顧客資産相談業務 個人資産相談業務
1月
5月
9月

受験資格には「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」と記載されていますが、基本的には誰でも受験できます

実際、就活を控えた学生や会社員、主婦など幅広い年代・職業の方が受験していますよ。

3.日本FP協会ときんざいでは問題のタイプが異なる

FP協会ときんざいでは問題数が大きく異なります。

<FP3級の出題形式と合格基準等>

実施団体 日本FP協会 きんざい
問題数 20問 15問
方式 選択問題(記述なし)
試験時間 90分

上記のとおり、日本FP協会ときんざいでは問題数が異なりますが、試験方式や試験時間は共通です。

次に、日本FP協会ときんざいの出題範囲をみてみましょう。

  • 日本FP協会:学科試験と同じく6分野から出題される。出題範囲が広いため問題数は多いものの、難易度は比較的やさしい。
  • きんざい:出題範囲は限定される。個人資産相談業務ならリスク管理を除く5課目、保険顧客資産相談業務なら金融資産と不動産を除く4課目。日本FP協会と比較すると1問1問の難易度は高い傾向がある。

上記のように日本FP協会ときんざいでは問題の傾向が異なります。

各Webサイトにある過去問をチェックしてみると、イメージをつかんでおきましょう。

4.合格率は日本FP協会の方が高い

日本FP協会ときんざいのFP3級の実技について、合格点は以下の通りです。

日本FP協会の合格点 きんざいの合格点
60点/100点満点 30点/50点満点

いずれの試験も合格のボーダーラインは6割で、FP試験は絶対評価で合格者を決めています

それぞれの過去3回分の合格率は以下の通りです。

<FP3級の実技試験別合格率>

日本FP協会 きんざい
資産設計提案業務 個人資産相談業務 保険顧客資産相談業務
2022年1月 87.01% 53.14% 39.53%
2021年9月 80.50% 43.25% 48.68%
2021年5月 76.65% 59.63% 47.76%

日本FP協会きんざいのHPをもとに作成)

上記の表を確認してみると、日本FP協会の合格率がかなり高くなっていることが分かります。

理由は明らかにされているわけではないので、あくまでも推察ですが「日本FP協会は自発的に申し込んでいるので、勉強熱心な方が受験している」「きんざいは団体申し込みが多いので、適当に受験している人もいる」などが考えられます。

5.おすすめの実技試験はきんざいの「個人資産相談業務」

ここまでお伝えしたように、実技試験では3種類の中から1つ選ぶ必要があります。

<実技試験の選び方の例>

  • 試験対策がしやすい実技試験を選びたい方:きんざいの個人資産相談業務(おすすめ)
    →実技試験用の教材「3級FP技能士(個人・保険資産相談業務)精選問題解説集」を出版しており勉強しやすい
  • 少しでも合格率の高い実技試験を選びたい方:日本FP協会の資産設計提携業務
  • 保険業務の理解をより深めたい方:きんざいの保険顧客資産相談業務

あなたに適した実技試験を見つけて受験してくださいね。

FP3級の実技試験に合格するための対策方法3選

実際にFP3級の実技試験に合格するためには、どのような対策をしたらいいのでしょうか?

ここからは、実技試験に合格するための対策方法を3つご紹介します。

  1. 公式テキストを解く
  2. 過去問を繰り返し解く
  3. 独学が不安なら通信講座を検討する

順にみていきましょう。

1.公式テキストを解く

きんざいの「個人資産相談業務」と「保険顧客資産相談業務」には「3級FP技能士(個人・保険資産相談業務)精選問題解説集」という公式テキストがあります。

実際の出題や傾向が似ているので、この1冊をやりこめば試験対策としては十分でしょう。

ただし、毎年法律が改正されるので、テキストは最新のものを選ぶようにしてください。自分で最新の法律について調べることもできますが、めんどうですし、時間もかかります。

中古よりも値段は多少高いですが、これから受験する方は最新のテキストを購入しましょう

なお、日本FP協会の「資産相談提案業務」は公式テキストがありません。

そのため、書店で販売されているテキストなどを使って実技試験対策をする必要があります。

2.過去問を繰り返し解く

テキストをある程度読み込んだら、過去問を解いてみましょう。

FP3級の場合、出題範囲は広いものの似たような問題が出てくるので、過去問を解くことで出題傾向が見えてきます。そのうえで公式テキストをさらに読むことで、理解度がグッと上がるでしょう。

3年分の過去問を3周ぐらいする勢いで解いてみると、合格に一歩近づきますよ!

3.独学が不安なら通信講座を検討する

FP3級の実技試験は独学でも十分に合格できる試験です。

ただ、「最新の法改正に追いついていない」「確実に1回で合格したい」と考えている方は、通信講座を検討してみてください。

2級と3級がセットになった講座もあるので、3級に合格した後は2級にも挑戦したい方にもおすすめです。

数ある通信講座の中でもおすすめなのは「スタディング」です。

他の通信講座よりも安く受講でき、講師の評判も良いためです。

また、「FP3級・2級セットコース」を受講してFP2級に合格すればAmazonギフト券3,000円分がもらえるという合格お祝い制度もあります。

特にFP2級の取得まで目指している方は、お得なこの機会にスタディングでの講座受講を検討してみてください

 

なお、スタディングについては、関連記事「【コスパ最強】スタディングFP通信講座の口コミ・評判まとめ!合格お祝い制度やキャンペーンも解説」にて詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!

【コスパ最強】スタディングFP通信講座の口コミ・評判まとめ!合格お祝い制度やキャンペーンも解説

FP3級の実技試験だけピンポイントで落ちる人の特徴

FP3級の実技試験の合格率は、高い傾向にあります。ただ、それでも試験に落ちてしまう方もいるのも事実です。

そこで、FP3級の実技試験だけピンポイントで落ちてしまう人の特徴についてご紹介します。

  1. 勉強方法を間違えている
  2. 問題演習が不足している

順にみていきましょう。

1.勉強方法を間違えている

勉強時間を確保しても不合格だったという人は、勉強方法を変える必要があります。

たとえば「ひたすらFP3級のテキストを読み込む」という勉強方法をしていたとしましょう。

試験範囲の広いFPでこのやり方をしてしまうと、量が多すぎてどこが重要なのかが分からず、かけた時間の割には問題が解けるようにはなりません

そこでおすすめなのは、過去問中心の勉強に変えることです。

過去問を繰り返し解き、間違った問題の周辺をテキストで読み込むことで理解度がグッと上がりますよ。

2.問題演習が不足している

FP3級の実技試験は合格率が高いと安心し、問題演習を怠る人も不合格になりやすいです。

たしかに常識で解ける問題も出題されるため、勉強不足でも点数を取れる問題もあります。

とはいっても、しっかり勉強をしてないと解けない問題の方が圧倒的に多いので、問題演習は必要不可欠です。

どんな問題が出てくるのか分かっていないと、対策もできず、ぶっつけ本番になります。

公式テキストや市販で販売されているテキストを読み込み、過去問を繰り返し解いて実際の試験問題のイメージを膨らませておきましょう

試験まで時間がない人向け!FP3級の実技直前の対策ポイントを過去問からまとめてみた

試験日まで時間がない人は、ここで紹介する頻出テーマを見てから勉強を始めてみてください。

  1. きんざいの実技試験の頻出テーマ
  2. 日本FP協会の実技の頻出テーマ

順にみていきましょう。

1.きんざいの実技試験の頻出テーマ

きんざいの過去問を5回分(2021年1月~2022年5月)調査してみたところ、個人資産相談業務の頻出テーマは以下の通りとなりました。

重要度 テーマ
◎最頻出 ・老齢給付
・株式投資の評価指標
・各種所得の計算(退職、不動産、事業、利子、配当、給与)
・建築基準法(建ぺい率、容積率)
・相続税や贈与税、遺言
〇頻出 ・外貨建商品
・NISAやJ-REIT
・所得税の計算

最頻出に記載したテーマはほとんど毎回出題されている内容です。

効率よく勉強して合格したい方は、重点的に学習しておくことをおすすめします。

2.日本FP協会の実技の頻出テーマ

続いて、日本FP協会の過去問を5回分調べて、頻出テーマを探ってみました。

重要度 テーマ
◎最頻出 ・FPと関連法規
・キャッシュフロー表の作成
・株式投資の評価指標
・各種所得の計算(退職、不動産、事業、利子、配当、給与)
・建築基準法(建ぺい率、容積率)
・相続税や贈与税の計算
・遺言書
・バランスシートの作成
〇頻出 ・投資信託やETFの仕組み
・外貨定期預金
・各種保険の仕組み(生命保険、自動車保険、がん保険など)
・係数の意味と活用

きんざいと同じでここに記載したものは、最頻出に関してはほぼ毎回出題されているテーマです。

時間がない人もここを重点的に勉強するだけで合格点は十分に狙えますよ。

また、先ほども紹介したように、自分一人で学習するのは難しいと感じたら通信講座を利用しましょう。

スタディングではFP3級の実技に特化した講座もあります。

勉強する時間が取れない方や試験日程まであとわずかで焦っている方は、通信講座を利用して効率よく勉強して試験合格を目指しましょう

 

ぜひ、この記事を参考にFP3級の実技試験に合格してくださいね!