「50代から勉強しても遅いのでは?」
「何か資格を取りたいけれど50代で取れる資格はあるの?」
「定年後にも資格を活かして働きたい」
そんな風に思ってはいませんか?
結論から言えば、50代から勉強を始めるのは決して遅くはありません。
資格を取得すれば、定年後に独立開業や副業、フリーランスとして活動するなど、可能性が無限に広がります。
また、資格取得とまではいかなくても、自分の「好き」を勉強すれば、毎日の生活が楽しく充実したものになるでしょう。
この記事では、
- 勉強をおすすめする3つの理由
- 独学勉強でも目指せる国家資格
- Twitter上の口コミ
- 勉強のモチベーションを維持する方法
- 資格勉強におすすめの方法
と、50代から何か勉強を始めたい人向けの内容となっています。
ぜひこの記事を参考に、50代が目指せる資格やモチベーションを維持する方法を知り、勉強にチャレンジしてみてくださいね!
ささきみく
【ささきみくのプロフィール】
- 本業こども園の保育事務
- 副業Webライター1年生
- 保育士転職ブログ:保育のさんぽみち
Contents
50代から始める!勉強をおすすめする3つの理由
「50代から何か勉強を始めたい」そう思っても何からやればいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。
50代におすすめの勉強は、目的別に以下の3つに分けられます。
- 転職・スキルアップが狙える
- 独立開業・副業・フリーランスとして働ける
- 日常生活に活かせる
一つずつみていきましょう。
1.転職・スキルアップが狙える
たとえ50代でも資格を取ると、未経験の分野への転職や本業のスキルアップに役立ちます。
「50代で資格を取って、本当に転職できるの?」と思うかもしれませんが、職種によっては幅広い知識や人生経験が必要な場合があります。
資格があれば50代以上でも活躍の場が広がります。
年齢をデメリットではなく経験が豊富というメリットと捉えて、積極的に資格取得に挑戦しましょう!
2.独立開業・副業・フリーランスとして働ける
定年を見据えたセカンドキャリアを考える50代にとって、独立開業や自分のペースで働ける副業・フリーランスは、非常に魅力的な働き方です。
せっかく勉強するのであれば、ちょっと難しい資格でも将来役に立つ資格を目指してみるのが良いでしょう。
3.日常生活に活かせる
たとえ資格を取らなくても、趣味や日常生活に役立つ勉強もあります。
例えば、以下のようなものがありますね。
- 英語を使って海外旅行を楽しむために英会話の勉強をしたい
- 韓国ドラマが好きなので、字幕なしで観れるようになりたい
- お金の知識を学んで、資産運用や家計管理に役立てたい
好きな勉強なら楽しみながら続けられ、その後の人生もより豊かなものになりますよ!
50代からの挑戦!独学勉強でも目指せる国家資格7選
50代からでも独学で目指せる国家資格もあります。
ここでは代表的な7つの国家資格を紹介します。
- ファイナンシャルプランナー
- 簿記
- 行政書士
- 宅建士
- 登録販売者
- 介護士
- 保育士
それぞれ一つずつ詳しくみていきましょう。
1.ファイナンシャル・プランナー(FP)
今注目のファイナンシャル・プランナー(FP)は、幅広い年齢層に人気があり、50代でも取りやすい資格と言えます。
私は50代後半。FP1級目指しています。
お互い目標に向かってがんばりましょう!— のぶさん@社会保険労務士、FP1級挑戦中 (@51AfL4d3EKsJrcL) May 12, 2022
2級FPの勉強してるのだよねぇ。この年で資格が役立つかどうかわからんのだけど、単純に教養として面白いなぁと勉強してます。 #2級FP #FP資格 #資格取得 #50代 pic.twitter.com/D2bOhrqiuE
— おばちゃん投資家 (@cLYASBpS9ftVPbP) June 11, 2021
FP3級・2級の難易度はそこまで高くないのですが、貴重な国家資格の一つです。
お金の知識を身につけられ、資産運用や老後の資金計画にも役立つので50代以上にもおすすめな資格です。
資格の概要は、関連記事「【意味ないは嘘】FP3級を取得するメリットとは!どこよりもわかりやすく解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
【意味ないは嘘】FP3級を取得するメリットとは!どこよりもわかりやすく解説2.簿記
簿記は国家資格ではありませんが、受験者数は年間50万人超えと非常に多く、50代でも比較的気軽に取り組める勉強です。
これはマジです。50代後半の私がこれまでやって良かったと思うことは、「英語」「簿記2級」「アメリカへ留学」「シェアハウスで共同生活」「ひとり暮らし」「親の遠隔介護」「認定コーチの資格」人に押しつけられたことじゃなく、心からやりたいと自分で決めてきた。社会人になってからが勝負だと思う
— あっこ|幸せでいよう (@coachakko) April 22, 2022
#今日の積み上げ
問題集で単純原価計算の復習。カフェに
簿記3級の勉強している50代後半くらいの女性がいます。素敵すぎ。話しかけたいし、お友達になりたいし、一緒に勉強したい。
あと、とても苦戦している様子なので、お節介だけどYouTubeの存在を伝えたい。#工業簿記#簿記2級#boki_law
— ぽんす@簿記2級勉強中 (@yukapon_sei) May 14, 2022
簿記3級ネット試験受けてきました!
50代で今さら感強いですが、新しいこと何かやろうと始めて3か月。
先週は不合格でしたが、2回目の今日はなんとか合格できました。素直に嬉しいです。 pic.twitter.com/yzYNyHPrEt— ずう (@zoosan2020) April 4, 2021
簿記資格の特徴は以下の通りです。
- 年齢制限などの受験資格がない
- 50代以上の合格者は全体の2〜3%と少ないが、商業科の高校生など若年層の受験者ボリュームが大きいため
- 家計管理に役立つ
初めて簿記を学習する50代なら3級から挑戦するのがベター。
3級が取れたら2級と徐々に上位級にチャレンジしていきましょう。
簿記については、関連記事「【確実に役に立つ】簿記を学ぶメリット16選!唯一のデメリットも紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
【確実に役に立つ】簿記を学ぶメリット16選!唯一のデメリットも紹介3.行政書士
行政書士については、Twitter上で50代の方もたくさんコメントしています。
いきなりコメント失礼します。社労士事務所いくつも落とされた50代です💦ですが行政書士事務所で雇ってもらい早一年です。
今になれば、こちらの仕事のほうが当時の私にとっては必要だったんだ、と思います。拾ってくださった先生にはひたすら感謝です🙏— 歩く愛犬家士業 元証券会社・不動産屋勤務 範子 (@PxAD8Tvu2YUoLug) May 11, 2022
本日で50歳になりました。
人生100年。折り返しです。朝に会社に行き、大学病院は超混み🥲
最近色々あったけど、朝から皆さんにお祝いのお言葉をいただき、感謝です✨
40代は宅建を始め、色々資格を取得しました
50代の目標は、行政書士合格!
ここまで来たら乗りかけた船。
頑張りますよ!— さとあや@2022行政書士リベンジ受験生 (@satoaya0511) May 11, 2022
30才で離婚。「人生変えたい!」と今までと真逆なことやってみようと行政書士にチャレンジ。今年で開業20年目の51才。行政書士は私の人生を変えてくれたけど、行政書士は私にとってゴールじゃない。まだまだやりたいことが沢山あって、これからもチャレンジ変化だよ。50代、もっと人生を楽しみましょ。
— あやの🌸50代をもっと楽しむ (@nakataniayano) May 17, 2022
行政書士に50代からチャレンジしたり、転職・独立開業したりと、活躍されている方が目立ちますね!
行政書士の特徴は以下のとおり。
- 年齢制限などの受験資格がない
- 令和3年度の50代以上の合格者は全体の24%の1,303名
- 最年長合格者は84歳
- 現役で働いている行政書士は50代以上が多い
- 独立開業すれば定年後にも働け、安定した収入が期待できる
上記のように、行政書士は定年を見据えて独立開業を目指す人にぴったりの国家資格といえます。
50代以上の合格者も24%と多いので、50代から勉強を始めても資格取得は十分可能です。
4.宅建士
宅建士も中高年に人気の国家資格です。
50代の私に役立つ資格か。
宅建、管業、賃管
あとはマン管・FPか。あって良かった。
試験勉強出来ることだけでも今は幸せ。— ええじい@マン管合格目標 (@eiji_tohan) January 31, 2022
一昨年試験に落ちた後、プレジデント(雑誌)の4、50代で医師に転職したり80代で宅建を取ったりした人の暗記法を特集していた回の本を買った。勉強を朝方にしたり、ICレコーダーに勉強の音声を入れる、タブレットの活用等、加齢による記憶力低下をカバーする方法を真似した。#公認心理師
— 春風(はるかぜ) (@bosshana2006jp) February 14, 2021
もう一度勉強し直したい欲がピーク。
先月、行動分析学の講義を受けに行き、
益々気持ちが盛り上がってて困ってる。先週、義姉が50代半ばで宅建合格。
学びは興味があればするべきなんだよね。
こんな時間に佐々木望さんの東大キャンパスライフ読んで寝れなくなっちゃった😩 https://t.co/GpmIXbAOV5— 🌱マキ🥜メイプルフラワー🍁 (@mapleflower1001) December 5, 2021
宅建士の特徴は以下の通りです。
- 年齢制限などの受験資格がない
- 平成30年度の50代以上の合格者は全体の14.1%
- 最年長合格者は89歳
- 就業者の平均年齢は49.8歳と高め
- 70歳以上の就業者は11.1%
- 独立開業すれば定年後も働け、安定した収入が期待できる
50代で資格を取得する人は全体の約14%で、70歳以上でも独立開業して活躍している人もいます。
現在住宅業界や不動産業界、金融業界などで働いている人のスキルアップにもおすすめの資格です。
5.登録販売者
2009年の薬事法の改正で誕生した「一般用医薬品を販売できる専門資格」である登録販売者も50代に人気の資格です。
登録販売者試験、無事に合格しました!
50代後半、よく頑張った!!
— はなこ@ジタバタ人生 (@hanako_mama50) October 15, 2021
私の職場にいた人の話
・業界未経験でドラッグストアに入社
・50代半ばで登録販売者試験に合格
・研修期間中、バリバリ働く
・管理者になってもバリバリ働く
・他業種に転職後も、バリバリ働くいつもテキパキとよく動く、仕事のできる方でした。
登販試験に年齢は関係ないのかもしれない。— リンネ@多趣味な人、ときどき登録販売者とブログ (@medicamemo) April 27, 2022
以前は「実務経験」の縛りがあった登録販売者資格ですが、現在は受験資格もなくなって挑戦しやすくなりました。
正規の登録販売者になるには、さらに実務経験2年(1,920時間)が必要ですが、安定した収入を狙うなら取っておきたい資格の一つです。
6.介護福祉士
介護職唯一の国家資格が介護福祉士です。
介護福祉士は介護職のチームリーダーやスペシャリストとして、重要な役割を担っています。
介護の仕事に興味があり、転職を考えているならば取っておいて損はありません。
年齢のせいにして諦めてしまうことは多い。でも70歳で介護を始めて実務3年で介護福祉士を受けて合格した人もいれば73歳で公認心理師を受けて合格はできなかったけど来年も頑張ると宣言してる人もいる。40代50代で下を向いてる場合じゃないし下を向かないといけない理由はない。諦める必要なんかない。
— あんとも🦌 (@kaigo_anntomo) November 1, 2021
明日は介護福祉士の試験の合格発表や😅
緊張する。2時からWEBで見れるらしい。国家試験受けたの看護師の時以来やから、31年ぶりやねん。合格してて欲しいなぁ🥺昔の日々が花咲く🌸ように🙏
50代からのチャレンジ😤看護も介護も人に向かう仕事。どちらも好きじゃよ😃
同じ時代を過ごしてるから☺️ pic.twitter.com/4FXTn21HmF— こはるとぷーすけ🐽 (@koharutopusuke) March 24, 2022
介護福祉士の特徴は以下の通りです。
- 介護施設での実務経験3年以上と実務者研修を修了後、国家資格に合格する必要がある
- 介護業界は人材不足のため求人が多く、資格があれば働き先に困らない
- 資格取得後は上位資格(認定介護福祉士)への挑戦もできる
常に人材が不足しており求人数が多いので、50代から始める仕事として人気の介護職。
介護職希望なら介護福祉士の資格は、条件のよい職場を選ぶのに有利に働きます。
7.保育士
保育業界は、介護業界と同様に常に人材不足気味。
一口に保育士と言っても、保育施設以外にも働き先はさまざま。
子育て支援センターや学童保育所、ベビーシッターなどさまざまな働き方が選べ、子育て経験も活かせます。
私が勤める保育園は40代から50代の保育士が割合多く、中でも50代半ばで保育士資格を取得して働いておられる先生もおられます。保育士資格さえ取得すれば50代でも正社員で就職できます。今現在子育てしながらとか他業種で働きながらとか、専業主婦歴が20年以上でも諦めないで資格取得頑張って👊😆🎵
— since (@sakuramama521) January 29, 2022
65歳で保育士の資格を取るために勉強し始めた母親。
当初は暗記が大変だと言っていたが、こないだは、感覚が戻ってきた、勉強が楽しい、と。歳をとってもまだまだ勉強できるものだなと改めて思わされた。
母はピアノを始めたのが50代、今はヨガも楽しんでいる。
何事も遅すぎるということはない。— Miki Sugi (@MikiSugi3) September 15, 2020
振り返り〜7/11回のテーマは「夢」。最初に私達姉妹の「母の言葉」をご紹介。「夢は実現するものなのよ。」母は50代から、保育士に始まって、調理師や消費生活コンサルタントなど、あらゆる資格に挑戦。70代を過ぎてから、夢だった大学進学し、卒業。母の書棚には教科書がいっぱいです。#健やか857 pic.twitter.com/M1HKqFGMxf
— 【コマラジ85.7】健やかラジオ Life is beautiful (@sukoyaka857) July 14, 2021
保育士試験の特徴は以下のとおりです。
- 合格率は20%前後で筆記試験はやや難しい。ただし合格科目は3年間有効
- 最終学歴ごとに受験資格が変わる
- 保育業界は人材不足のため求人が多く、資格があれば働き先に困らない
筆者は40代で完全独学で保育士資格を取得し、現在保育現場に勤務しています。
保育士資格は、50代でも頑張れば完全独学で合格できます。
現場では保育士不足が常態化しており、有資格者は未経験でも大歓迎です。
子ども好きな人や子育て経験を活かして働きたい人に、ぜひチャレンジしてほしい資格です。
50代が勉強のモチベーションを維持する3つの方法
「勉強しようと思ってもなかなか行動に移せない」「いざ勉強を開始しても、体力・気力・記憶力が衰えて集中力が続かない」そんな人も多いでしょう。
実際に50代が勉強のモチベーションを維持するのは難しいです。
50代でも、途中で諦めることなく勉強へのモチベーションを維持するには、今までの考え方を大幅に変える必要があるでしょう。
考え方を変えるには、以下の3つの方法があります。
- 現状維持バイアスを外す
- 記憶力・体力の低下と向き合う
- SNSやオンラインサロンを利用する
詳しくみていきましょう。
1.現状維持バイアスを外す
現状維持バイアスとは、変化やリスクを恐れ現状に固執してしまうことです。
現状維持バイアスを外すためには、できない理由ではなくできる理由を探してみましょう。
また、失敗を恐れるあまり行動に移せない人は、「できない」を「とりあえずやってみる」に変えてみると、今まで経験したことがない景色に出会えるかもしれませんよ。
2.記憶力・気力・体力の低下と向き合う
50代になると、記憶力・気力・体力の低下は否めませんよね。
若い頃と同じような時間・方法では覚えることができず、イライラしてしまう場合もあるでしょう。
50代はそんな現実と向き合う勇気も必要。
記憶力の低下は、短い時間で繰り返しインプットするなどの工夫をして乗り越えましょう!
また、短期間で資格を取ろうと決めずに、長期スパンで資格取得計画を立てるのも50代ならではの方法です。
3.SNSやオンラインサロンで仲間を作る
勉強を1人で続けるのは、モチベーションが保つことが難しく、途中で挫折しがちです。
同じ悩みを持った同年代の仲間が見つかるSNSやオンラインサロンでの仲間づくりは、モチベーション維持に特に有効です。
今さらSNS?と思わず、思い切って飛び込んでみると新しい世界に出会えるでしょう。
50代からの挑戦!資格の勉強におすすめな方法
資格取得するためには、下記の3つから自分に合った勉強法を選びましょう。
- 完全独学
- スクールに通う
- 通信講座
一つずつ詳しく解説します。
1.完全独学
完全独学で勉強する場合、基本的に市販の参考書や過去問を繰り返し行う必要があります。
隙間時間にはアプリで繰り返しインプットする勉強法もおすすめ。
また、YouTubeやブログには参考になる情報がたくさん載っているので、参考にしながら勉強を進めましょう。
2.スクールに通う
お金に余裕のある人は、思い切ってスクールに通うのもあり。
対面で丁寧な指導を受けられるので、短期間で確実に資格を取りたい人に向いています。
切磋琢磨しながら一緒に勉強できる仲間もいるので、モチベーション維持には最適です!
3.通信講座
「なるべく費用をかけたくない」「自分のペースで進めたい」でも「完全独学は自信がない……」そんな人は通信講座を受講してみましょう。
とりあえず何か勉強してみたいという人には、大人の学び直しができると評判のスタディサプリがおすすめです。
学生向けと思われがちなスタディサプリですが、実は社会人でも受講可能。
驚くことに英検や簿記など資格試験対策講座もあります。
しかも、格安の受講料で約40,000本の映像授業が見放題というコスパの良さ。
14日間の無料期間内にプロ講師による神授業を体験してみてくださいね!
>> スタディサプリの詳細はこちら
※簿記・英検・公務員講座は高校講座に含まれています
ぜひこの記事を参考に、50代からのセカンドライフをより充実したものにしてみてくださいね!