「文系大学生は資格を取らなくてもいい?」
「文系大学生が取るべき資格はなに?」
「就活に役立つ資格はある?」
そんなお悩みにお答えしていきます。
文系大学生が資格を持っておくことで、就職活動でスキルや知識の証明になったり、話のネタになったりします。
しかし「文系大学生には資格は必要ない」「どんな資格を取ればいいのかわからない」などの声があるのも事実です。
そこで、この記事では
- 文系大学生が資格を取っておくといい理由
- 文系大学生におすすめの資格
- 文系大学生が資格を取得することによる注意点
- 資格取得におすすめ勉強法
と、文系大学生の資格について詳しく解説します。
ぜひこの記事を参考に文系大学生に資格を取るメリットを理解し、資格の取得を目指してみてください!
Contents
文系大学生に資格はいらない?文系大学生に資格が必要な理由
文系大学生に資格は不要だと言われる中、文系大学生が資格を取得するメリットはあるのでしょうか?
ここからは、文系大学生こそ資格が必要な理由について、以下3つの項目で解説します。
- 就職活動に役立つ
- やりたい仕事が明確になる
- 時間にゆとりがある
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.就職活動に役立つ
資格の内容にもよりますが、希望している業界に内容が近いほど知識やスキルの証明になります。他の就活生よりも濃い志望動機を書けるため、説得力も出ます。
また、コロナ禍で部活やサークルなどの活動が満足にできなかった方もいるでしょう。
「自分で目標を立てて行動できる」というアピールができるため、資格は就職活動で役立つのです。
2.やりたい仕事が明確になる
厚生労働省のデータ(新規学卒就職者の離職状況)によると、令和2年に卒業した大学生のうち、1年以内の離職率は10.6%です。理由はさまざまですが、「仕事内容が合わない」「他の仕事がしたい」が目立ちます。
資格の勉強をすると、その業界の仕事内容がざっくりと把握できます。自分がその仕事を好きか嫌いか、就職をする前に判断できるのです。
「なんとなく就活をする」状態から「やりたい仕事をするために就活をする」状態へ持ち込めます。結果的に業務上のミスマッチが起きにくくなり、就職活動の時間を無駄にしなくて済みますよ。
3.時間にゆとりがある
まとまった期間を資格の勉強に充てることで資格の取得をしやすくなります。
なぜなら、毎日資格の勉強をできるようになり、知識が定着しやすくなるためです。
文系大学生の長期休暇は、春休みと夏休みがそれぞれ2ヶ月あって課題はありません。また、授業の組み合わせ次第で全休も作れます。
そのため、時間にゆとりができ、まとまった期間を資格の勉強に充てられます。
社会人になってから資格を取得しようとすると、資格取得だけに時間を使えないため、時間が足りないのが現状です。
時間がある今のうちに、資格を取得しておくのが有効だと言えます。
文系大学生が取るべき資格3選【稼げる資格】
それでは、文系大学生は実際にどのような資格を取るべきなのでしょうか?
ここでは、文系大学生が取るべき資格を3つご紹介します。
- 簿記
- FP(ファイナンシャルプランナー)
- TOEIC(トーイック)
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.簿記
簿記は専門性が身につくだけでなく、副業や起業をするとき、株式投資をする際にも役立つ資格です。
また、就活を有利に進めやすくなることでも有名ですね。
特に簿記2級は企業が求める資格ランキングで1位を誇っています。金融業界や経理職で就職するなら必須の知識だといえるでしょう。
大学生のうちから会計に関する知識を身に付けておけば、やる気があると評価されエントリーや面接の際に役立ちます。
簿記は時間のある大学生であれば独学でも対応できます。
ただ、「就活が迫っていて時間がない」「他にもやりたいことが多く、手っ取り早く資格を取得したい」という大学生には、通信講座がおすすめです。
なお、簿記の通信講座については関連記事「【2021年下半期】簿記通信講座おすすめ人気ランキング24選!安さ・コスパ・クオリティで徹底比較」にて、詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
2.FP(ファイナンシャルプランナー)
FPは、厚生労働大臣の指定を受けた試験実施機関が行う国家資格です。
人生の夢や目標を達成するためには、どうしてもお金が必要になります。必要なお金を貯めるための資金計画をたて目標達成を目指すファイナンシャル・プランニングの知識を有する人をFPといいます。
FPは以下の6つの分野を勉強します。
- ライフプランニング
- リスク管理
- 資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続
これから社会人になるうえでとっても大切な知識が詰まっているので、大学生のうちに取得することをおすすめします。また、簿記同様、金融業界や経理職へ就職するなら取っておきたい資格です。
なお、FPを受験するなら「クレアール」がおすすめです。関連記事「【2021新開講】クレアールFP通信講座の評判とは!講師・テキスト・価格の口コミを紹介」も参考にしてください。
3.TOEIC(トーイック)
日本国内だけでなく、グローバルに活躍する企業へ就職するならTOEICは必須でしょう。楽天などTOEICの点数で足切りを行う企業もあるくらいです。
TOEICは毎月試験を実施しており、受験しやすい環境が整っています。また、合格や不合格ではなく点数で表示されます。
点数にもよりますが履歴書の資格欄に記載できるため「就活まで時間がない」方にもおすすめです。
ちなみに、TOEICには以下の5種類があります。
- TOEIC Speaking & Writing Tests
- TOEIC Listening & Reading Test
- TOEIC Speaking Test
- TOEIC Bridge Listening & Reading Tests
- TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests
なかでもビジネスで使われるものは、TOEIC L&Rテストです。リスニングとリーディングで構成されており、日常生活やビジネスシーンでよく使われる会話や書類などをもとに出題されます。
TOEICを就職活動のために活かしたい方は、TOEIC L&Rテスト受けるようにしましょう。
文系女子におすすめ!持っておくとかっこいい資格2選
ここからは、文系女子が持っておくとかっこいい資格を2つご紹介します。
- 秘書検定
- ITパスポート
以下で詳しく解説します。
1.秘書検定
秘書検定は、秘書になるための資格ではなく、社会常識から一般的な事務知識、マナー・接遇などのスキルを身につけられる資格です。
問われる知識があらゆる職業においても役立つため、社会人としての基礎を身につけられます。
また、知名度が高く、文部科学省が後援する民間資格であることから、信用性も高い資格であるため、就職活動の際にアピールできます。
3級の合格率は70~80%、2級の合格率は55%~65%と比較的取得しやすい資格なので、秘書検定はおすすめです。
2.ITパスポート
ほとんどの職場でパソコンが当たり前のように使われており、現代社会ではITの知識は必須のものとなっています。
特に事務職を目指している文系女子に適している資格です。また、簿記の知識を組み合わせることで、会計処理や帳簿の作成が容易になります。
ITパスポートを持っていることで、ほかの事務職で働いている方との差別化もでき、企業から「手放したくない人材」として扱われるでしょう。
なお、ITパスポートを取得するには、テキスト・問題演習までオンライン完結できる「スタディング」がおすすめです。
スタディングは過去に「通勤講座」という名称でスクールを展開していました。すべての講座がオンライン完結で、通勤中・通学中といったスキマ時間に勉強できることをウリにしています。
講座の満足度が高い(参考:合格者の声│スタディング ITパスポート講座)ため、何度も講義動画やテキストを見返せば、知識は十分に身に付くでしょう。
まずは、無料講義を受けてみて、クオリティ面を自分の目で判断してみましょう。
大学生が資格を取るときの注意点
大学生が資格を取得するときの注意点はあるのでしょうか?
ここからは、大学生が資格を取得する時の注意点について4つ解説していきます。
- お金と時間がかかる
- 学業が疎かになりかねない
- 1ヶ月で取れる資格はおすすめしない
- たくさん資格を取ればいいわけではない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.お金と時間がかかる
資格を取得するためには、少なからずコストがかかります。
資格によって異なるものの、簿記3級の勉強時間は約100時間、2級になれば250~300時間が目安。ITパスポートも180時間程度は必要です。
また、勉強にかかる費用は、独学なら参考書代、通信講座なら動画代など数千円~数万円かかります。
時間だけならまだしも、数万円の出費は大きいですね。
とは言っても、この記事で紹介した資格はどれも将来役立つものばかりなので、今のうちに資格を取得することをおすすめします。
2.学業が疎かになりかねない
資格取得に夢中になると学業が疎かになる方が一定数います。結果として、単位を落として留年になることも。
留年すると企業からの印象もよくなく、何より時間とお金がもったいないですよね。
そのため、学業を優先して時間があれば資格を取るスタンスで資格の取得に取り組みましょう。
幸い文系大学生は時間を作りやすいので、資格が取れる環境にありますよ。
3.1ヶ月で取れる資格はおすすめしない
資格の中には、1ヶ月程度の勉強期間で取れる資格もあります。ただ、短期間で取得できるものはおすすめしません。
なぜなら、付け焼き刃で取った資格は評価されにくいためです。企業側の目線に立つと「この人は、就活のために取ったんだな」と判断されかねません。
そのため、なんとなく資格の取得をするのではなく、自分の興味があることや将来成し遂げたいことに関する資格を探して取得するようにしましょう。
もちろん、本当に興味を持った資格がたまたま1ヶ月で取れる資格であるなら、取得すべきです。
つまり「何もないからとりあえず1ヶ月勉強したら合格できそうな資格を取得する」のではなく「自分にとって必要な資格を取得する」ようにしましょう。
4.たくさん資格を取ればいいわけではない
資格を取るのが趣味であればいいのですが、文系大学生が就活で有利になりたいからたくさん資格を取るのはやめておきましょう。
たまに資格をたくさん取得して、履歴書に並べている方もいますが、企業からの反応はイマイチです。
資格はあるにこしたことはないですが、資格を取ることを目的にしないことが大切です。
時間がある大学生のうちに、自分が将来したいことを考え、その中で必要な資格を取得してください。
金融知識は仕事だけでなく、普段の生活でも必要な知識。社会人になって金融知識がなく損をすることのないよう、今のうちに金融知識を身につけておくのはおすすめです。
ぜひこの記事を参考にして資格の取得を行い、有利に就職活動を進めてくださいね!