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【初心者向け】建設業経理士2級の学習方法4ステップ!勉強時間やおすすめテキストを紹介

「建設業経理士2級って何?」
「どんな流れで勉強を進めればいいの?」
「おすすめのテキストが知りたい」

そんなお悩みを解決します。

建設業経理士2級の受験にあたり、どのように学習すればよいか分からない方も多いのではないでしょうか。また、簿記の知識がないために、不安な方がいるのも事実。

勉強方法やおすすめの学習ツールについて知っておきたいところでしょう。

そこで、今回の記事では、

  • 建設業経理士2級の概要
  • 建設業経理士2級の学習の進め方
  • 建設業経理士2級のおすすめテキスト
  • 建設業経理士2級のおすすめ通信講座

について解説します。

ぜひ、建設業経理士の合格を目指しましょう!

建設業経理士2級とは!基本情報をサクッと解説

建設業経理士2級とはどのような試験なのでしょうか。

こちらでは3つの観点から解説します。

  1. 建設業経理士2級とは?
  2. 難易度はどんな感じ?
  3. 勉強時間をどれくらい確保すればいい?

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.建設業経理士2級とは?

民間資格である建設業経理士は、国土交通大臣より試験実施機関として登録を受けた一般財団法人建設業振興基金が主催する試験

内容やレベルについては以下の通りです。

  • 内容:建設業の簿記、原価計算及び会社会計
  • 程度:実践的な建設業簿記、基礎的な建設業原価計算を修得し、決算等に関する実務を行えること。

出典︰一般財団法人建設業振興基金ホームページ (建設業経理検定試験とは)

検定試験には、社会人・主婦などの属性や性別に関係なく、毎回多くの受験生が集まる人気が高い資格です。

建設業経理士検定に合格できるレベルに到達できれば、約7~8割の実務内容を習得したと言っても過言ではありません。さらに、会社に在籍しているだけでプラス評価されることもある資格です。

日商簿記と同様に社会人のキャリアアップに活かせる資格と言えるでしょう。

2.難易度はどんな感じ?

建築業計理士は合格率40%前後で、勉強すれば誰でも合格できる試験です。

 以下に4年分の合格率を表にまとめたので確認してみてください。

  受験者数 合格者数 合格率
第23回(平成30年 3月11日実施) 8,709 3,895 44.7%
第24回(平成30年 9月9日実施)   7,884  2,655 33.7%
第25回(平成31年 3月10日実施) 8,623 2,655 30.8%
第26回(令和元年 9月8日実施)   8,635 3,578 41.4%
第27回(令和2年 9月13日実施)   10,099 6,308 62.5%

過去には合格率60%を超えた回もあり、独学合格が十分可能な試験です。

まずは、独学で勉強を始めて学習内容を把握してみてください。

3.勉強時間をどれくらい確保すればいい?

簿記知識の有無によって勉強時間は変わります。

簿記3級を持っている方は、150時間を確保できれば合格可能です。

簿記2級を持っている方はさらに少ない時間で合格を目指せます。一方で、完全初学者の場合、勉強時間を最低でも200時間以上は費やさなければばなりません。

また、建設業経理士2級には簿記2級の工業簿記の知識が求められます。広範囲に出題されないため、工業簿記のためにテキストを購入する必要はありません

日商簿記を取得してから勉強するなど、効率よく建設業経理士に合格できるように工夫してみてください。

建設業経理士2級初心者の学習の進め方4STEP

学習を進めるにあたって、以下の4つの流れで行うとスムーズに捗ります

  1. 自分に合ったテキストを準備する
  2. テキストで学習する
  3. 問題集を解く
  4. 過去問を演習する

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.自分に合ったテキストを準備する

勉強の基本姿勢として、テキストは自分にあったものを選ぶことが大切です。

自分に合わないテキストを選んでしまうと、知識が定着しにくい上に学習のモチベーションが下がるリスクがあります。

テキストを選ぶ際には2つのポイントに気をつけましょう。

  • 図やイラストが充実しているか
  • 内容が深く記されているか

簿記関係の資格は図やイラストがあると、初学者の方でも理解しやすいです。

決して妥協することなく、先行投資と思ってしっかりお金をかけるようにしましょう。

2.テキストで学習する

簿記と重複する箇所があるものの、次の用語は建設業経理士のみでしか出てこないので注意しなければなりません。

  • 未成工事支出金
  • 未成工事受入金
  • 完成工事未収入金
  • 完成工事原価
  • 完成工事高
  • 工事未払金
  • 完成工事補償引当金

簿記を学習している方でも、なじみがないワードなので苦戦するかもしれません。

語句を正しく理解してしまえば、合格は目の前と言っても良いです。

一通りテキストに目を通して、建設業経理士の内容に慣れていきましょう。

3.問題集を解く

合格するためにはとにかくアウトプットが大切。

試験の際には、持っている知識をいかに引き出せるかが重要です。頭の中に入れただけでは試験で通用しないため、しっかりとトレーニングを積み重ねることで合格できます。

知識のアウトプットツールとして問題集は最適です。

問題集は1度解くだけでも良いですが、何度も解き直すことで真価を発揮します。僕も簿記の勉強をしていた際は、問題を覚えるまで何度も解き直していました。

資格勉強はアウトプットが重要ですので、ぜひ活用しましょう。

4.過去問を演習する

過去問演習は合格への近道です。実際に出た問題で、傾向と対策をつかめます。

建設業経理士の傾向と対策の例として、以下のものが挙げられます。

  • 第1問では仕訳問題が出題される
  • 第5問では精算表の作成問題が出題される
  • 仕訳を切れるようにしておく

一度で理解しようとせず、できるようになるまで繰り返し解くことが大事です。

また、過去問演習は試験本番に近い形式で問題を解くようにしましょう。

制限時間を設けたり、場所を変えて問題を解いたりすることで本番の試験で力を発揮しやすくなります。

せっかく勉強してきて、本番で本来の力を発揮できないのは悲しいですよね。

建設業経理士2級初心者のおすすめテキスト4選

建設業経理士2級には、どのテキストがおすすめなのでしょうか。

こちらでは以下の4つについて解説します。

  1. サクッとうかる2級建設業経理士テキスト
  2. スッキリわかる建設業経理士2級
  3. 合格テキスト 建設業経理士2級
  4. 建設業経理士2級 出題パターンと解き方

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.サクッとうかる2級建設業経理士テキスト

最大のポイントは、プロ講師による講義DVDが付いていることです。 文字のみならず映像で学習できるので理解しやすいのがメリット。

また、初めて学習される方にも進めやすいように建設業経理士3級レベルの内容が記されています。

建設業経理士2級で出題される範囲を10日間で一通り学習できる構成です。そのため、学習スタイルに応じて計画立てて進められます。

1周目で概要をつかみ、2周目以降で理解を深めていくと効率的な勉強が可能でしょう。

2.スッキリわかる建設業経理士2級

かわいいキャラクターが分かりやすく説明してくれ、実際の現場を理解しながら学習できるのが特徴。

資格を勉強しはじめるとき、全体像がつかめないまま非効率的に勉強してしまうことが多いのではないでしょうか。

その点、最初から最後までイメージできるように丁寧に作られており、サクサクと読めます。

建設業経理士のテキストで分かりやすさを重視したい方にはおすすめです。ただ、初心者でも分かるようなテキスト構成であるがゆえに、少し物足りなさを感じる方もいます。

講義並に分かりやすい解説なので、特に簿記初心者の方はこのテキストがおすすめです。

3.合格テキスト 建設業経理士2級

建設業経理士に対応した市販のテキストの中でも 内容が最も濃いです。合格に必要なことが全て掲載されている、充実したテキストになっています。

きっちりと使いこなせれば、建設業経理士2級の合格は目前です。

ただし、図はあるもののイラストは必要最低限しかないため、市販のテキストの中でもとっつきにくさを感じることも。

ビジュアルよりも内容の網羅性重視の方にとっては使いやすいと言えます。

4.建設業経理士2級 出題パターンと解き方 過去問題集&テキスト

参考書と過去問が一体型なのが特徴的なテキストです。

具体的には以下の構成になっています。

  • 第1部︰テキスト編
  • 第2部︰過去問題編

テキスト編では学習内容だけでなく、確認問題も付いているので、理解度を図るにはおすすめです。

過去問題編では大問別に問題を解くため、出題パターンを効率よく押さえられます。解き方が分かるとますます楽しくなり、合格へのモチベーションが上がりますよ。

内容のインプットとアウトプットのサイクルを素早くまわしたい方にはおすすめの一冊です。

建設業経理士2級初心者のおすすめの通信講座3選

資格の取得にあたって、通信講座を受講するなら以下の3つがおすすめです。

  1. ネットスクール
  2. 資格の大栄
  3. ユーキャン

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.ネットスクール

建設業経理士のオンライン講座を受けるなら、ネットスクールのWeb講座がおすすめ。価格がリーズナブルである上に、様々なレベルの方を対象としています。

コースは大きく3つあります。

  • 標準コース︰簿記の基礎知識がある人向け
  • ゼロ標準コース︰簿記初心者向け
  • 直前対策コース︰過去問対策が中心

知識が全くないという方は、ゼロ標準コースが最適です。

すでにWEB講座の対象教材をもっている人は、割引価格で受けられるので無駄がないです。また、テキストを安く購入できるサービスもあります。

  • 単品:会員10%OFF
  • セット商品:会員15%OFF

少しでも低価格で買いたい方は、ネットスクールの公式サイトから購入すると良いですよ。

2.資格の大栄

資格スクール大栄は40年以上合格者を輩出してきた、長年の実績ノウハウで受講生をサポートする資格スクールで有名です。

キャリアナビゲーターと呼ばれるスタッフがカウンセリングを行い、学習計画を立てていきます。試験直前で焦らず、着実なキャリアアップが目指せますよ。

特に以下のような方におすすめです。

  • 基礎からしっかり学びたい方
  • 建設業界に就業している方
  • 建設業の経理の方
  • 独学に不安を持っている方

初学者から実務経験ありの方まで幅広く受けられる講座と言えますね。

3.ユーキャン

ユーキャンは経理の知識が全くない方でも、安心して学習スタートできる通信講座

合格に必要な簿記の基礎知識をわかりやすく解説したプレテキスト「はじめての簿記」で初学者でも始めやすいです。

プレテキスト以外にも学習ツールは3つあります。

  • メインテキスト
  • 本試験対策トレーニング
  • 過去問題集

メインテキストは、建設業経理士特有の専門用語や計算パターンなどつまずきやすいポイントを丁寧に解説した内容です。

また「本試験対策トレーニング」は過去問題を徹底分析して作成されています。

記載されているのは以下の4つの項目です。

  • 出題パターン
  • 対策方法
  • 学習方法
  • 解答のペース配分に対するアドバイス

繰り返し解くことで、どんどん合格に近づきます。

過去問題集は直近2回分の試験問題が収録されており、直前の総復習として活用可能です。解答には詳しい解説が掲載されています。

さらに問題を解くテクニックやヒントを確認でき、得点の向上に役立ちます。

ぜひ、建設業経理士2級の学習方法を知って、合格を目指しましょう。